イラストクラウドには、カットイラストを探しに色々な無料イラストサイトをみたりしてたどり着いた方が多いかと思います。
そんな時に思うように自分が探しているイラストが出てこないことも多いですよね。
なんなら描いてしまったほうが早くない?なんて思うこともあります。
今回はイラストクラウドなりに、すごく簡単にキャラクターイラストを描く方法をご紹介しようと思います。
注意
この記事の目次
シンプルに構造を捉える
簡単にキャラクターを描くためには、図形やシンプルな線で描く必要があります。
人間や実際に描きたいものをリアルだったり、少しのデフォルメでコミックイラスト的に描きたいとなると、人間の構造を勉強したり沢山のことを覚えなくてはいけません。
いつも見慣れている人間の顔も、いざ描くとなると非常に複雑な構造をしていて、リアルな画風を目指すとなると骨や筋肉について調べたりと難解です。
今回は、ひとまずそういったことを考えること無く気軽に少ない時間でキャラクターイラストを描く方法なのですが、まず第一に大切なことは見たものや描きたいものをシンプルにしていきます。
顔は楕円、鼻は三角、口や眉毛は1本の曲線と描きたいものの形を追わずに、線や図形で代用が出来ないか考え、その図形を組み合わせて行きましょう。
特に絵の命とも言われる目ですが、今回描くキャラクターイラストでは点を描くように描いたり、短い線をチョンチョンと描いたり、複雑に捉えることはせず、いかにシンプルに表現できるか試してみてくださいね。
モノの位置をまもりましょう
可愛くというか、少しでも上手く見せるコツ・テクニックですが、人間の顔は目は同じ高さに、耳ももちろん左右で基本的には同じ高さにあります。
今回のイラストの描き方はシンプルに絵が少し苦手な人でも、描けるようにお伝えしていますが、ただ図形の中に線や図形を組み合わせても、耳や目の位置などがアベコベだと、それだけで雑な印象や子供が描いたイラストのようなイメージをもたれてしまいます。
少しでも絵心があるんだなと思われるようにするために、耳や目の高さは合わせる。鼻や口は顔の真ん中(目と目の間)に来るように意識しましょう。
下書きの時にアタリの正中線(顔の中に十字のガイドライン)を描くひと手間がコツです。なれるとこのアタリ線を描かなくても、このくらいのイラストなら描けるようになるかと思うので、慣れるまでは是非アタリを描くことを試してみてください。
また正中線の横線の位置を変えることでキャラクターが上を向いている(アオリ)、下を向いている(俯瞰)、いずれの向きも描けるようになります。
この時に、顔の中身は上を向けば向くほど上に行きますし、下を向けば向くほど下に行きます。
また髪の占める領域も上を向くほど少なく、下を向くほど多くなります。
耳に関しては顔の中身とは逆で、上を向くほど顔のパーツとは逆の方向に位置します。ただ、今回はシンプルなキャラクターイラストなので、耳の位置は正面を見ているときと同じように図形の真ん中においておいて上下に移動させなくても自然に見えます。
髪はシンプルな線で
簡単な図形の組み合わせなので、簡単に男女のかき分けや人間のかき分けをすることが出来ます。
先程から書いているように、髪はシンプルな線で描きます。
髪は細い毛の集まりなので、絵を描く時に1本1本描きたくなってしまいますが、それをしてしまうと逆にハゲ散らかしたような絵になってしまうので注意してくださいね。
今回は1本の線で顔との分かれ目を描いてあげればそれだけで髪に見えるので単純に考えてください。
基本の図形をはみ出してリボンだったり、はねた髪だったり、結った髪の毛の塊を描いてあげることで色々な髪型の表現が可能です。
この時に、輪郭のために描いた基本の図形を少し消したりして調節してあげることでより丁寧な絵に見えます。
髪型以外に耳を変えることで動物に
髪型を変えることで様々な人物の表現ができることを伝えましたが、耳の位置や形を変えることで人間から可愛い動物を表現することも可能になります。
お猿さんは人間と同じ形だけど大きな耳。ウサギさんは大きな楕円を上部に。猫さんは三角の耳、ひげと小さなお鼻も足して。ワンコは垂れ下がった楕円の耳を顔の上辺りから、鼻は猫さんより横に大きな形で。
上のイラストをもちろん参考にしていいですし、いろいろ試すことでシンプルに多くの表現ができるので自分らしいキャラクターを描いてみてください。
基本の図形を変えることで様々な人物を
髪で簡単に人物を描き分けることができたり、耳の位置や形プラスアルファで動物が描けると伝えましたが、顔の形も楕円だけではなく、四角・三角と様々な図形をつかって表現できます。
三角で真面目そうな人、四角で強そうな人、楕円で優しそうな人と、髪や輪郭で大きく印象が変わります。
実際の人物も輪郭は様々な形がありますし、ワンコだって犬種によって顔の形が全然違いますよね、いろんな形で可愛いキャラクターを描きましょう。
顔が描けたら身体も描きたくなりますよね
可愛いキャラクターが描けたら、そりゃあ動かしたくなると思います。
それにもし何か自身で作っている創作物にワンポイントとして入れるためには、動きがあったほうが見ている人もピンと来るもんです。
もちろん顔だけのキャラクターがいても華やかになっていいですけどね。
さて身体も顔と同じで簡単な図形と線の組み合わせで描きましょう。
身体を簡単に描くために胴体は三角を使います。手足は1本線で表現してしまいましょう。
この時に、腕は顔と胴体の三角形の繋がり部分から生やすと自然です。
非常にシンプルで味気ないと感じるかもしれませんが手の方向を変えたり、途中で曲げたりすることで色んなポーズをしてもらうことができます。
ある程度描けるようになったら
ある程度描けるようになったら、描きこみを増やしてより表現の幅を広げていきましょう。
鼻は三角で表現したり、耳の穴は数字の6で表現したり。身体を分割して、ズボンを表現してみたりしてもいいですね。
気が向いたら色を塗ってもいいでしょう。
個人的に可愛くシンプルに色を塗りたいときに、肌色のチョイスを間違えてしまうと、肌の色だけ可愛くないキャラクターが生まれてしまったりと結構失敗してしまうときがあります。
そんな時は、肌色は全体的に塗らずにホッペや鼻、もしもう少しぬるとしたら影になるところに塗るくらいで塗りすぎないようにすると可愛く仕上がりますよ。
可愛いキャラクターの描き方は本もある
手帳にちょいっと描ける可愛いキャラクター、ボールペンで簡単に描くキャラクター、季刊誌や園だよりなどのエッセンスになるようなキャラクターやイラストの描き方。
絵を本気で描いているわけではないけど、サラッと可愛く描けるようになると良いな~くらいのイラストにも、やっぱり少しはコツがいるわけで、そんなイラストを描くための教本も実は書籍として販売されています。
中にはディズニーキャラクターを描けるようになる本まで、もしご興味があったら是非購入したり、本屋に見に行ってみてもいいでしょう。
予定ばかりの手帳も、少しイラストが描けるだけで華やかになりますよね。
イラストクラウドは無料のイラストサイトなので、イラストが使いたい!って時にお役に立てればと思っていますが、まだまだ始まったばかりのサイトでお力添えできる機会が少ないかと思います。
そんな時に、別のサイトやカットイラストを使用してもいいですし。何より自分で可愛らしい絵が描けると素敵ですよね。
なかなか思い通りの絵を描くことは難しいですが、是非機会があればチャレンジしてみてください。